
TBS火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(通称:じゃあつく)がスタートし、SNSでは「鮎美の気持ちが痛いほどわかる」「夏帆の表情がリアルすぎる」と話題になっています。
この記事では、夏帆さんが演じる“鮎美”というキャラクターがなぜここまで多くの共感を呼んでいるのか、その理由と、原作漫画との違いを徹底的に比較していきます。
「じゃあつく」鮎美(夏帆)はどんな女性?

写真はじゃあ、あんたが作ってみろよ公式サイトより引用
夏帆さんが演じる鮎美(あゆみ)は、恋人・勝男(竹内涼真)と同棲中の30代前半の女性。
見た目は落ち着いていてしっかり者、でも「相手を優先しすぎる」性格が災いし、次第に自分を見失ってしまいます。
仕事を終えたあと、疲れていても食事を作る。
休日も家事をこなす。
「やって当然」と思われることに、モヤモヤを募らせながらも笑顔でやり過ごしてしまう——。
そんな“我慢型女子”のリアルな描写に、視聴者の多くが自分を重ねています。
「わかる、私も“察してほしい”って言えないタイプ」
「完璧にこなしてるのに報われない感じ、胸が痛い」
― X(旧Twitter)より

自分が我慢すればうまくいくんだし…って思ってしまうことありますよね。
そんな女性が我慢することで成り立っている関係性がリアルで共感されている部分ではないでしょうか。
「じゃあつく」が共感される3つの理由
原作を描いております、ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』、明日の火曜22時から始まります!
— 谷口 菜津子 Natsuko Taniguchi (@nco0707) October 6, 2025
私の大好きなマツコの知らない世界の直後!
観れたらぜひ、観てください〜!#あんたが #じゃあつく pic.twitter.com/ZtF7va1nUY
① 「家事=女の仕事」を問い直すテーマ
この作品の根底にあるのは、“ジェンダーの固定観念”を見直すというテーマ。
勝男の「女が作るのが当たり前」というセリフは、視聴者に強いインパクトを与えました。
鮎美はその言葉に傷つきながらも、自分の中の「無理してでも相手に合わせたい」という価値観にも気づいていく。
この「他人のために生きてきた女性が、自分の幸せを考え直す」プロセスが、多くの女性視聴者の心を打ちます。
② 夏帆、竹内涼真の“繊細な演技”がリアル
夏帆さんといえば、『架空OL日記』『ブラッシュアップライフ』などでも“等身大の女性像”を自然体で演じてきました。
今回も、言葉ではなく「沈黙」「目線」「ため息」で感情を伝える演技が光っています。
特に第1話の“プロポーズ断りシーン”では、涙をこらえながら笑う姿が印象的。
「感情を押し殺すリアルさ」がSNSで絶賛されました。
竹内涼真さんも今回の海老原勝男がはまり役とSNSでも賞賛されています。
実際に若干昭和館のある肌着姿、シャツをインする姿で絶妙な表情の演技で魅せる演技をしているので観て下さいね。
③ 原作ファンも納得の脚本アレンジ
原作漫画(谷口菜津子『じゃあ、あんたが作ってみろよ』)では、よりコミカルに描かれている場面も、ドラマでは“静かなリアルさ”に変えられています。
鮎美の心情を丁寧に描くため、台詞やカット割りにも繊細な変化が加えられており、夏帆さんの芝居と脚本の相性が抜群。
原作者である谷口菜津子さんの公式サイトでのコメントはこちら。
原作者コメント
ドラマ化、本当に嬉しいです!!
この作品は、一見すると“時代遅れ”に見える勝男の反省と成長を見守る物語ですが、同時に“時代とともに変わっていく価値観”について、私たち自身が考える物語でもあると思っています。
その部分を大切にしながらも、たくさんのスタッフさんやキャストの皆さんが意見を出し合い、この物語を再構築して、原作を超えるような作品になってくれたら本当に嬉しいです!(私もそれを観て「超えてやる!」と頑張りたい!)
そして、いつも読者の皆様の感想に励まされるだけでなく、多くの学びをいただいています。今回のドラマについても、皆様の感想をお聞きできるのを心から楽しみにしています!
「じゃあつく」 原作との違いを比較
原作を読んだファンからは、「原作も面白いけどドラマの方がリアル」「夏帆と竹内涼真の演技で説得力が増した」と高評価が続出しています。
原作者である谷口菜津子さんの公式サイトでのコメントはこちら。
原作者コメント
ドラマ化、本当に嬉しいです!!
この作品は、一見すると“時代遅れ”に見える勝男の反省と成長を見守る物語ですが、同時に“時代とともに変わっていく価値観”について、私たち自身が考える物語でもあると思っています。
その部分を大切にしながらも、たくさんのスタッフさんやキャストの皆さんが意見を出し合い、この物語を再構築して、原作を超えるような作品になってくれたら本当に嬉しいです!(私もそれを観て「超えてやる!」と頑張りたい!)
そして、いつも読者の皆様の感想に励まされるだけでなく、多くの学びをいただいています。今回のドラマについても、皆様の感想をお聞きできるのを心から楽しみにしています!
原作マンガは、2023年12月22日発売に第一巻が発売されています。
2年前ですから現代の価値観とそれほど大きくは変わっていないと思われます。
マンガの原作では鮎美にフューチャーが向けられている部分も大きいのですが、ドラマ版では勝男目線での後悔や変化が多くみられるのが特徴です。
ドラマ化にあたっては、原作のストーリーをベースにテレビ用に脚本や演出を加えた形で制作されています。
◆ 夏帆の演技力が光る理由

写真はじゃあ、あんたが作ってみろよ公式サイトより引用
夏帆さんは、子役時代から自然な演技で定評があり、“感情を見せすぎない”芝居が持ち味。
今回の鮎美役でも、派手さはないのに一言一言が心に残ります。
制作関係者によると、撮影では「疲れてる表情」や「ため息ひとつ」にまでこだわって演じているとのこと。
そのリアリティが、作品全体の説得力を底上げしています。

最近ではsilentで演じた目黒連さん演じる佐倉想君に思いを寄せる同じ聴覚障害の奈々ちゃんの演技がとっても良かったです。
切なかったですよね。
「じゃああんたが作ってみろよ」今後の展開予想
物語は、別れを経て“お互いが自分と向き合う再生物語”へと進みます。
勝男が料理に挑戦することで変わっていく姿、そして鮎美自身が“他人に合わせる恋”を卒業していく過程に注目です。
次回以降、鮎美がどんな「自分の幸せ」を見つけていくのか——
それは現代を生きるすべての女性に通じるテーマとなりそうです。

原作はまだ完結していないので、結末はまだわかりませんが、個人的には復縁せずにそれぞれの成長物語となるのでは?
もしくは数年後に復縁をするのか?と結末へのドキドキも高まっています。
「じゃああんたが作ってみろよ」 鮎美の魅力まとめ
『『じゃあ、あんたが作ってみろよ』の鮎美は、単なる恋愛ドラマのヒロインではなく、“共感される現代女性の象徴”です。
夏帆さんの繊細でリアルな演技が、視聴者の心を静かに揺さぶります。
結末はどうなるのか、原作との違いを楽しみつつ、これからの二人の成長に期待しましょう。
1話から4話では勝男サイドの変化が大きく描かれていました。
今後夏帆さん演じる鮎美は人に合わせてしまいしんどくなっているという現状を変えていくことはできるのか?
その点にも注目してドラマを楽しんでいこうと思います。