
大森南朋・反町隆史・津田健次郎という実力派3人がそろって出演していることで、じわじわ話題になっているドラマ「ラムネモンキー」
タイトルの不思議さに加えて、
「どんな話?」
「原作はあるの?」
「誰が主人公なの?」
と気になって検索した人も多いのではないでしょうか。
この記事では、
原作の有無・あらすじ・3人の役柄・なぜここまで注目されているのかを、分かりやすくまとめます。
ドラマ「ラムネモンキー」とは?まずは基本情報をチェック
「ラムネモンキー」は、派手な事件や大きな展開で引っ張るタイプのドラマではありません。
公式の紹介では
新たな年の幕開けに、“こんなはずじゃなかった”大人たちの再会と再生を描いた「1988青春回収ヒューマンコメディ」をお届けする。
忘れていた情熱が、今、静かに…いや、ちょっぴり騒がしく走り出す-!
特徴的なのは、
- 過去と現在の物語
- どういった話か詳しくはまだ解説されていない
- 日常の中に違和感が混じっている
といった、かなり大人向けの作りになっている点。
一話を見終わったあとに
「面白かった!」というより
「なんか気になる…」と余韻が残るタイプの作品です。
「ラムネモンキー」は原作あり?漫画・小説は存在する?
まず一番多い疑問がこれ。
「ラムネモンキー」って聞いたことないワードですし原作があるのか気になりますね。
結論から言うと
現時点で、原作となる漫画や小説は確認されていません。
つまり「ラムネモンキー」は、
完全オリジナル脚本のドラマ
と考えられています。
最近は、
- 原作に縛られない
- キャラクターの心情を重視
といったオリジナルドラマも増えていますが、
本作もその流れにある作品かもしれません。
脚本家は「どうする家康」でも話題の古沢良太氏
古沢良太さんは『コンフィデンスマンJP』、『リーガルハイ』、『デート〜恋とはどんなものかしら~』、『どうする家康』など、話題作を生み出してきた大ヒットメーカーです
リーガルハイやコンフィデンスマンJP大好きです。
軽快なテンポと、巧みな伏線回収でいつもワクワクと笑いをくれる脚本です。
古沢良太さんは、2002年から脚本家とし手のキャリアを積み。2005年に初の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』では第29回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞されています。
直近では、NHK大河ドラマ『どうする家康』(2023年・NHK総合)で全48話の脚本を担当し、初の大河作品を堂々完走されています。

脚本てドラマを楽しむ上でとっても大事ですよね。
好きな脚本家さんから、ドラマを選ぶという選択肢もあるかもしれませんね。
ラムネモンキーのあらすじ|三人の人生が交差する物語
公式サイト説明
主人公は、吉井雄太<よしい・ゆうた/通称ユン>、藤巻肇<ふじまき・はじめ/通称チェン>、菊原紀介<きくはら・きすけ/通称キンポー>という見た目も性格もバラバラな凸凹3人組。
1988年、中学時代は映画研究部でカンフー映画制作に夢中だった彼らも、今や51歳。「こんなはずじゃなかった」と三者三様に人生に行き詰まりを感じていた…。そんなある日、「丹辺市の建設現場から人骨発見」のニュースが!
少年時代を過ごした町の名前に心がザワついた紀介。2人に連絡し、37年ぶりに3人が再会する!昔話に花が咲く中、中学時代憧れだった顧問の女性教師の記憶が曖昧になっていることに気づき-!?映画研究部の集合写真と共に掘り出された紙には“行方不明”の文字も。
「俺たち、なんか大事なことを忘れてない…!?」
顧問教師の謎の失踪事件を追いながら、3人は再び走り出す!人生の迷子たちが、もう一度“青春の輝き”を取り戻す、笑って泣けるヒューマンコメディ!あの頃の自分に、もう一度会いに行く!
物語は、一人の主人公を中心に進むわけではなく…、三人それぞれの人生を歩んでいた主人公達がある事件をきっかけに交差していく群像劇になっています。
3人の人物像とは…
- 今を生きながら答えを出せずにいる人物
- 過去の選択を背負い続けている人物
- 正論と現実を選び続けてきた人物
それぞれの立場が少しずつぶつかり合い、「正しさとは何か」「人生の選択とは何か」を突きつけてきます。
大森南朋の役柄|感情を抱えながら“今”を生きる人物
大森南朋が演じるのは、“クセ強”映画アニメ・オタクの肇です。
映画研究部でも部長を務めた肇は、夢をかなえ映画監督に。
しかし、近年はこれといったヒット作品も出せない中、自身のプライドの高さゆえに、周りにもあたりちらしがちで、偏屈でめんどくさい男として疎まれ孤立していた。
夢をかなえた一方で、創作意欲を失っていた現状があり、あの時の情熱を取り戻していけるのか?
感情を内側に溜め込みながら生きている人物。
- 自分の本音を言葉にできない
- 正解が分からないまま日常を過ごしている
- どこか満たされない
そんな姿がとてもリアルで、
視聴者が一番感情移入しやすい存在です。
泣いたり怒ったりしなくても、
視線や沈黙だけで心情が伝わるのは、大森南朋ならでは。
反町隆史の役柄|過去を背負い続けるもう一人の主人公
反町隆史が演じる人物は、主人公3人の中でいわゆる“陽キャ”な雄太。
過去の選択が現在にも影を落としている存在。
大手商社勤務で営業の花形としてバリバリ活躍してきた雄太だが、ある事件によって閑職に追いやられ、会社でも静かに過ごすように。妻や高校生の娘からも腫れ物に触れるように対応され、自身の人生にむなしさを覚えていた中で、2人と再会し、“熱い自分”を思い出す!
落ち着いていて余裕があるように見えますが、
その裏には、
- 後悔
- 責任
- 「あの時こうしていれば」という思い
がにじんでいます。
この人物を主人公として見ると、
「ラムネモンキー」は過去と向き合う物語にも見えてきます。
津田健次郎の役柄|正論と現実を体現する三人目の主人公
津田健次郎が演じるのは、“気弱”な博愛主義者の紀介。
漫画家を目指していた時期もあった紀介だが、母の店を継ぎ理容師になった人物。
しかし、認知症となった母の介護に追われる日々の中、何のために理容師になったのか、自分が本当にやりたいことは何なのか分からなくなっていた人物。

自分のやりたいことを見失い、別の現実がのしかかっているのが津田健次郎演じる紀介
過去の後悔や現状をどうとらえているのか気になる人物です。
この役は、
視聴者の中にある“現実的な自分”を映す存在とも言えます。
なぜこの三人がそろうと物語が深くなるのか
このドラマの脚本と三人の演技力に期待できる点です。
会話劇としての楽しみと、子どもの頃にいたミステリアスな美術教師をめぐるミステリー。
3人の記憶のなかの1988年に起こったことと、現在見つかった白骨。
ミステリー要素もありそうで、ストーリー的にも興味深く、ベテラン3人の演技と会話劇が単純に楽しみです。
派手さはありませんが、見れば見るほど引き込まれるタイプのドラマなのではないかと期待できます。
- 実力派俳優による静かな演技合戦
- 脚本にアップテンポの会話劇を期待
- タイトル「ラムネモンキー」の意味がどう回収されるのか
まとめ|「ラムネモンキー」は三人主演だからこそ成立するドラマ
「ラムネモンキー」は、
- 原作なしのオリジナル作品
- 三人それぞれが主人公
- 視聴者の人生観によって見え方が変わる
そんな考察型ヒューマンドラマです。
脚本は『コンフィデンスマンJP』、『リーガルハイ』の古沢良太氏です。
1988年の時代、記憶を振り返りながらのドラマなので、懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか。

個人的には脚本に期待!